シリーズ第6回目となる今回は、コロンビア大学循環器内科フェローの Yee-Ping Sun 医師をお迎えしました。Sun医師は、ハーバードカレッジ卒業後、physician-scientist養成を目的とするハーバード医学校とMITとの連携プログラム、Health Sciences & Technology（HST）でMDを取得され、その後ハーバード医学校関連病院ブリガムアンドウィメンズ病院内科研修プログラムに進まれ、チーフレジデントも経験されました。そんなSun医師に、卒前の研究経験の意義、自身が影響を受けたメンターや、ロールモデルなどにつきお聞きしました。Sun医師は、ハーバードカレッジ１年の夏休みに身をおいた研究室での経験やメンターから大きな影響を受けたとのこと。その後もずっと研究活動を続け、physician-scientistになるためにコロンビア大学の循環器内科を希望しマッチし、そして内科研修終了後のチーフレジデントとしての１年間に大きな転換期をむかえ、教育と診療を心の底から楽しいと感じ、研究ではなく診療と教育の道に進むこととしたそうです。そしてそんなSun医師の決断を、彼のメンター達は暖かく受け止め、応援してくれているとのことです。Sun医師から、興味のあることにはどん欲に取り組むこと、よいメンターを見つけること、そして将来のキャリア選定においては自分が心底楽しめ打ち込めるものを探し、自分の気持ちに正直になること、を教わりました。