シリーズ第19回目となる今回（7月21日）は、看護師でNPO法人ジャパンハートの事業推進・グローバル人材育成担当でいらっしゃる武内三恵さんをお迎えしました。武内さんは、名古屋市立大学看護学部をご卒業後、大学病院勤務を経て、国際的な分野で活躍できる「自立した看護師」を目指して2008年より海外・国内僻地離島で医療活動を行うジャパンハートの「国際看護師長期研修」に2年間参加されました。ミャンマー、カンボジア、山梨市立牧丘病院、長崎県上五島病院での医療活動後、2010年にジャパンハートに入職し、現在は国際保健分野において活躍できる日本人看護師の育成に関するプログラムの企画・運営・管理などの全般統括をされているそうです。
セッションでは、ジャパンハートを選んだ理由、途上国の医療現場において日本人医療者が果たす役割、活動の立ち上げから段階的な運営の実際などについて、多くの質問がでました。同団体は、日本人医療者による一方的な治療や看護ではなく、現地のニーズに合わせてクリエイティブに活動を広げていらっしゃるそうです。また、看護師として医師の指示を待つのではなく主体的に医療に関わることの魅力など、キャリアパスを考える上で貴重な助言をたくさんいただきました。武内さんは今後も事業推進・グローバル人材育成担当として、日本人学生や医療従事者が、ジャパンハートの長期・短期プログラムで得た知見を土台として、視野を広げ、国内外問わず活躍できるようサポートしていきたいとおっしゃっていました。