シリーズ第22回目となる今回（12月4日）は、本学医学部医学科の卒業生で、現在ハーバード医学校の研究員として活躍されている吉良信一郎先生をゲストとしてお招きしました。吉良先生は本学在学中にImperial College Londonへの研究留学に参加、卒後まもなく米国ワシントン州立大学大学院に進学され「短期記憶に基づいた判断の行動を生み出す神経機構」をテーマに研究され、医学博士号を取得されました。そして、2014年秋よりハーバード医学校の研究員として神経科学領域の研究活動を続けていらっしゃいます。
セッションでは、吉良先生が大学卒後まもなく大学院進学を選択した動機や、生命科学研究を行う上での臨床医学教育の意義、日米の研究事情の共通点・相違点について等、活発な質問が飛び交いました。中学生の時に掲げた目標を実現するために学部生の早い時期から準備をし、何事にも挑戦してチャンスをものにするようにしていたというお話が心に残りました。セッションの最後には、大きい目標を達成するために小さい目標を設定し達成するという積み重ねが大事であるとのメッセージをいただきました。今後海外でのキャリアを考えるにあたり、貴重なお話をたくさん伺うことができました。