シリーズ第10回目となる今回（7月3日）は、ハーバード医学校関連病院ブリガムアンドウィメンズ病院内科研修プログラムのチーフレジデントを終えられたばかりの Kevin Ard 医師をお迎えしました。Ard医師は、ワシントン大学卒業後に同院内科研修プログラムに進まれ、その後同院感染症内科でフェローシップを終えた後に、この6月末までチーフレジデントをされました。Ard先生は、同院内科研修プログラムの中でも大変人気の高いグローバルヘルス/プライマリケア トラックで学ばれ、ルワンダやハイチなど様々な開発途上国での医療従事経験をお持ちです。そんなArd医師から、キャリア選択と影響を受けたロールモデル、グローバルヘルス活動を通して得た知見や世界観、開発途上国の医療発展のための先進国医師の貢献の形、開発途上国と先進国での医療の違いや医師の役割の違いなどについて、お話しいただきました。Ard先生が共有くださった、彼のグローバルヘルス取組の根底に流れる考えを反映する引用、”Never doubt that a small group of thoughtful, committed citizens can change the world” (Margaret Mead)は、多くの参加者の心の中に刻まれました。また、前回に続いて今回も、HSLPで学ぶ本学医学科第２学年の2人が司会をつとめましたが、とても上手に、しっかり、大役を果たしてくれました。