シリーズ第21回目となる今回（11月11日）は、Imperial College LondonよりSara Rankin教授をお招きしました。Rankin先生はKings College Londonにて薬理学博士号を取得後、University of California San Diegoおよび現Cancer Research UKにてポスドクをされた後、1995年よりImperial College LondonのNational Heart and Lung Institute (NHLI) にて、「炎症性疾患における骨髄の役割」「白血球および幹細胞の遊走の分子機構の解明」をテーマに研究されてきました。現在はNHLIのLeukocyte and Stem Cell Biologyの教授として、学生教育や多くのPublic engagementも行っていらっしゃいます。セッションでは、ご自身のキャリア選択とそれぞれの時期・段階におけるビジョン、研究者として成功するために必要なスキル、子育てと研究を両立する方法、Public engagementを積極的に行う意義など様々な質問に答えて下さいました。時に立ち止まって今後の研究の方向性を明確にし、必要とあらば研究内容が変わることも恐れないとおっしゃっていたのが印象的でした。先生のモットー “Work hard, play hard, and be happy” からはメリハリをつけて時間を効率よく使って仕事をし、家庭の時間も大切になさっている様子が伝わってきました。今後のキャリアを考える上で貴重なアドバイスを沢山いただくことができました。