1.1.3 ケイパビリティ東京医科歯科大学プログラムが標的としたターゲットを以下にまとめます。• 国際機関等でのキャリア構築を考えている応募者• 経済的余裕の有無によらず、優秀な応募者• 履修に際しての離職可能性によらず、優秀な応募者 1.1.2 バリュー商品に対価を支払って購入し、サービスに対価を支払って利用するのは、それら商品やサービスに価値(バリュー)があるからです。東京医科歯科大学MPHプログラムが、上述した応募者(ターゲット)に対して提供している価値は何でしょう?まず、国際公衆衛生学修士課程プログラムですので、「公衆衛生学修士課程修了者にもとめられる標準的知識/分析力の獲得機会」「英語のみで履修できるカリキュラム」は当然です。ただこれだけでは他のプログラムとかわらず、東京医科歯科大学プログラムにあえて応募する意味がありません。 しかし東京医科歯科大学MPHプログラムはそれらに加え、「国際機関等でのキャリア構築のための英米トッププログラム教員との人脈形成機会」「離職を要さない履修オプション」も提供しています。さらに、国立大学法人として国から運営費交付を受けているからこそ実現できる学費の低価格さもバリューの一つです。まとめますと以下になります。• 公衆衛生学修士課程修了者に求められる標準的知識/分析力の獲得機会• 英語のみで履修できるカリキュラム• 国際機関等でのキャリア構築のための英米トッププログラム教員との人脈形成機会• 離職を要さない履修オプション• 国立大学法人として国から運営費交付を受けているからこそ実現できる学費の低価格さ価値(バリュー)のある商品やサービスを実際に提供するためには、十分なリソース(経営資源)を確保し、適切な手順に沿って運営・推進(オペレーション)しなければなりません。このリソースとオペレーションのいずれかが不十分では、意図した商品やサービスが提供できず、競
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