• 東京農工大学大学院農学府農学専攻国際イノベーション農学IIAS(International Innova-tive Agricultural Science)コース• 法政大学総合理工学インスティテュート(IIST: Institute of Integrated Science and Tech-nology)• 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修士課程(GSAPS: Graduate School of Asia-Pacific Studies)• 早稲田大学大学院経営管理研究科経営管理修士課程(WBS: Waseda Business School)• 早稲田大学大学院情報生産システム研究科情報生産システム工学専攻修士課程 これらプログラムの選定にあたって、文部科学省スーパーグローバル大学創成支援事業採択校(計37校)を対象に国際(完全英語履修の)修士課程プログラムについての調査を行いました。そして、「応募者のうち日本国外の学士課程を修了した者の数が募集定員の50%以上」という基準を満たすプログラムを中心に声をかけさせていただき、オンラインでのインタビューに上記の10プログラムが応じてくださいました。 更に本事業では、「今後同じ課題に挑む多くの機関のために横展開」します。本報告書は、その横展開手段の一つです。本報告書の他、報告書内容の非同期動画による解説、そしてワークショップを通した実践的知識獲得機会提供を行います。 本報告書の構成を説明します。まず第1章では、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修士課程医歯理工保健学専攻グローバルヘルスリーダー養成(Master of Public Health in Glob-al Health)コース(以下、「東京医科歯科大学MPHプログラム」と略記)の開設物語を紹介しながら、ビジネスモデル、事業戦略、マーケティング戦略を概説した後、それらについて、共有いただいた様々なプログラムの実例を用いながら詳しく説明します。第2章では、実例を提示しながら、戦略を策定するプロセスを体系的に解説します。第3章では、進行管理について概説します。組織構成、意思決定方法、人員確保/配置、コミュニケーション、財源確保、学生支援などについて、実際にプログラムが直面した問題を提示しながらわかりやすく解説します。最後に補遺資料として、共有いただいた国際修士課程プログラムそれぞれの主要戦略/進行管理要素をまとめた一覧表と、中でも特徴のある取組の骨子を添えました(いずれも公開許可をいただけたものについて)。 なお、本報告書におけるビジネスモデルの説明においては、三谷宏治「新しい経営学」(ディ
元のページ ../index.html#3