国際競争力のある修士課程プログラムを創るための指南書
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2.2.5 自社分析東京医科歯科大学MPHプログラム計画時に行った経営資源の分析を、図2.6で紹介したVRIO分析フレームワークに当てはめてみたのが図2.12です。そしてこの分析の結果として、東京医科歯科大学は小規模大学であるがゆえの執行部による強いリーダーシップとガバナンス、国立大学法人として国から運営費交付を受けているからこそ実現できる学費の低価格さ、既存教員とその国際ネットワークを最大限に活かし、さらに遠隔履修を可能にするシステムを先駆的に配備することにより、英米トッププログラムを除く競合相手との差別化を達成しうる可能性が見込まれました。

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