3.1.2 ②意思決定方法3.1.3 ③教員3.1.4 ④事務職員とやりとりしながら、プログラムの運営にあたるという体制です。プログラムの進行管理においては、計画段階で「分散型」か「集中型」かを決定し、運営の中でその妥当性を継続的に検討していく必要があります。機関としての国際化が不十分であった東京医科歯科大学は、公衆衛生学修士課程プログラムの管理運営組織体制として、「集中型」を採用しました。プログラム運営に対して大きな影響を与えうる意思決定は、その影響がおよびうるステークホールダーを交えた会議体において行うのが一般的です。特にプログラム企画〜立ち上げのフェースでは、そのような意思決定対象案件が多数ありますので、ステークホールダーを交えた会議体を短い間隔で定期的に開催し、タイムリーな意思決定が行われる必要があります。プログラムの進行管理においては、計画段階でステークホールダーを同定して会議体を組織し、会議体での審議対象を規定し、運営の中でその妥当性を継続的に検討していく必要があります。東京医科歯科大学MPHプログラムにおいても、立ち上げから現在まで、関係する分野・部署の教員・職員よりなる会議が、定期開催ではありませんが必要に応じて適宜(年数回)開催されてきました。プログラム運営にあたる人的資源(教員)の獲得・配置は、プログラムの目的達成のために非常に重要です。確保された予算の範囲内で、プログラムの目的達成可能性の最も高い教員配置計画を立て、優秀な教員を獲得し、教員のパフォーマンスをさらに向上させるための評価制度を策定・運用し、教員研修を企画実施し、さらに教員間のコンフリクト解消に努めていかなければなりません。東京医科歯科大学MPHプログラムでは、SGU申請段階では世界中から公衆衛生学系の研究者や研究ユニットを複数誘致すべく計画していましたが、SGU採択に際して認められた補助金が申請額の1/4程度であったため、同計画の実現は不可能となり、大学運営費で分野を1つ増やし、東京医科歯科大学教員の国際ネットワークを活かして英米トッププログラム教員を非常勤講師として招聘するという計画に変更しました。プログラム運営にあたる人的資源(事務職員)の獲得・配置においても、確保された予算の範
元のページ ../index.html#41