国際機関やアカデミアへの卒業生輩出力では以下 基本は就学のために離職を要する 海外トッププログラムと連携している国内プログ 途上国の経済的発展による応募者増(機会) SDGsの認知度上昇、公衆衛生に対する関心増大 IT技術普及/発展やインフラ整備充実により遠隔 市場参入の障壁は高い(教育/研究を行う人材確 インターネットの普及により、全大陸の修士課程 就職先/ポジション増加に対し、公衆衛生学修士(1) 初期分析マクロ経済分析 グローバル化により、国内だけでなく地域/世界全体での公衆衛生学的政策策定ニーズが上昇(機会)により応募者増(機会)学習を含む履修形式の多様化(機会)業界構造分析【新規参入機関の脅威】小 公衆衛生学に対する関心拡大により新規参入機関保が必要)【売り手(応募者)の交渉力】小〜中 公衆衛生学に対する関心拡大/応募者増に対し、募集枠の拡大は遅れているプログラムが応募先検討対象【買い手(進学/就職先機関/企業)の交渉力】中 一部就職先(国際機関職員やアカデミア)は英米トッププログラム卒業生に限定的課程プログラム募集枠の拡大は遅れている【代替品の脅威】小 知識の獲得はMOOC等でも可能 就職先は知識の有無だけでなく学位を要求【競合他者(競合機関)の脅威】以下の「競合分析」に記載競合分析【英米トッププログラム】 国際機関やアカデミアへの卒業生輩出力で強い 高額学費などにより履修生の経済的負担大 基本は就学のために離職を要する【英語圏プログラム(上記以外)】 高額学費などにより履修生の経済的負担大 基本は就学のために離職を要する増と大差なし【非英語圏プログラム(日本を除く)】 自国出身者が主たる対象【日本国内プログラム】 完全英語履修対応プログラムは限定的であり、自国出身者が主たる対象ラムもあるが学費が高い応募者分析「抱いている卒後キャリア」と「専門背景(学士課程での専攻)」により応募者のセグメンテーションを行い、以下の見解に至った。① 「アカデミアを目指す応募者」は英米トッププログラムを希望するが、高額費用 (学費/居住)が障壁② 「国際機関等でのキャリアを目指す応募者」は、就職に有利となる人脈形成が重要③ 「医学系を専門分野とする応募者」は、 離職を要さないプログラムを希望する自機関分析経営資源のVRIO分析により、以下の見解に至った。小規模大学であるがゆえの執行部による強いリーダーシップとガバナンスや、国立大学法人として国から運営費交付を受けているからこそ実現できる学費の低価格さ(履修生経済負担)、既存教員とその国際ネットワークを最大限に活かし、遠隔履修を可能にするシステムを先駆的に配備することにより、英米トッププログラム以外との差別化成功が期待できる。戦略の決定文部科学省補助金事業スーパーグローバル大学創成支援申請時は、市場全体(応募者全体)をターゲットとし、多岐に渡る質の高い教育研究を展開することによる差別化(差別化戦略)と、国立大学だからこそ実現できる学費の低価格さ(コストリーダーシップ戦略)に競争優位の源泉を求める戦略としたが、同事業採択に際し、補助金額が申請額の1/4程度となったため、ターゲット(対象市場)を絞り、本学の強みに立脚した付加価値と、国立大学法人として国から運営費交付
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