第45回(2018年度第4回) “Find-Your-Role-Model” Session が開催されました

第45回 “Find-Your-Role-Model” Session 2018年10月23日

第45回Find-Your-Role-Model Sessionが10月23日に開催され、ゲストにハーバード大学教員の脇本浩明先生をお迎えしました。脇本先生は本学の卒業生であり、脳神経外科研修を修了されたのち脳腫瘍の基礎研究に従事されてきました。現在はハーバード大学の研究機関にて患者由来脳腫瘍幹細胞を用いて病態解明を行うtranslational researchを実践されています。
このセッションの焦点の一つは「医師としてのキャリアの中で臨床と研究を両立できるか」という点でした。臨床医、そして研究者として国内外を問わずご活躍されてきた脇本先生ですが、先生ご自身も臨床と研究のバランスに何度も葛藤された経験があるそうです。現在は研究が主ですが、臨床医としての経験は決して無駄ではなく、患者さんの治療を通じて得た視点やモチベーションが現在の研究にも活かされているとお話しくださいました。また米国では大学病院で臨床を行う医師にもアカデミックな視点や考え方が要求されており、臨床医と研究者の両面を持つ”Physician Scientist”を育成する制度が日本よりも整っているとも感じられていました。
学生の中でも将来臨床と研究を両立させたいと感じる人は多いですが、その実現は想像以上に困難です。脇本先生は学生に、積極的に自分の関心のある分野を見つけ、若いうちにどんどん研究に参加してほしいとメッセージを送られました。

Flyer
日時:

2018年10月23日(火) 11:55~12:45

場所:

M&Dタワー8階南、G-Lab

ゲスト:

脇本浩明先生

Assistant Professor in Surgery (Neurosurgery) and Radiology, Harvard Medical School
Brain Tumor Research Center, Massachusetts General Hospital

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