卒業生からのメッセージ

Message From Graduates

皆さんの先輩には、本学在学中に海外留学機会を含め様々な機会を
積極的に利用され、その後自身の専門領域での経験を積みつつ、
生命科学研究・国際保健・医療産業などの分野で
グローバルリーダーを目指して頑張っている方が多くいらっしゃいます。
そんな先輩達からいただいた、皆さんに向けてのメッセージを紹介します。

  • 鈴木 恵美里

    世界に羽ばたくスタート地点

    鈴木 恵美里

    医学部医学科2018年度卒業生

  • 北野 麻理恵

    HSLPという、挑戦の土台

    北野 麻理恵

    医学部医学科2018年度卒業生

世界に羽ばたくスタート地点

HSLPは、私のキャリア選択に大きな影響を与えた講義でした。履修当初は、英語力の向上を期待していましたが、実際に履修してみると、HSLPでは国際保健の様々なテーマについて仲間と議論することに主眼が置かれており、英語力の向上は副産物でした。また、国際的に活躍したいと願う学生同士、切磋琢磨する環境と、それを全面的にサポートしてくださる体制がありました。私自身、WHOで働く機会に恵まれるまでの間、何度も試練がありましたが、その度に指導教員の先生やHSLPの仲間の存在に励まされました。 HSLPには、失敗を恐れないチャレンジ精神を奨励する文化があります。HSLPは、これからも、学生のみなさんが世界に羽ばたくスタート地点であり続けると確信しています。

鈴木 恵美里

鈴木 恵美里

Emily Suzuki

医学部医学科2018年度卒業生

東京大学法学部卒業後、衆議院法制局勤務を経て2014年に学士編入。HSLPで国際保健に関心を持ち、国際機関勤務を志すようになった。在学中にWHO地域事務局でのインターンシップ、コンサルタントを経験し、公衆衛生における法律の重要性を認識した。初期臨床研修後は精神科を専攻。2022年弁護士登録。厚生労働省勤務を経て、2025年1月からWHO本部(スイス・ジュネーブ)のTechnical Officerとして子宮頸がんの撲滅プログラムを担当している。

私が参加したプログラム

  • HSLP
  • TODFL集中特訓コース
  • Discussion Café
  • Global Communication Workshop

HSLPという、挑戦の土台

HSLPのカリキュラムを通じて、国際医療や社会課題への理解を深める中で、「医療者として国際社会とどう関わっていくか」という視点を自然と持てるようになりました。しかし、それ以上に私がHSLPで強く感じたのは、「挑戦を前提とした成長の場」であるということです。 “Comfort is the enemy of progress.”──この言葉の意味を、私はHSLPでの経験を通して実感しました。失敗を恐れずにチャレンジすることが尊重される文化、さまざまな価値観やビジョンを持った仲間たちと高め合える環境。HSLPは、そんな開かれた雰囲気と知的な刺激に満ちています。Comfort zoneから一歩踏み出し、自分の限界に挑み続けられたことが、大きな成長につながったと感じています。 今、医療者のキャリアは臨床や研究にとどまらず、企業、政策、教育、さらには創作など多岐にわたっています。そしてその活躍の場は日本に限らず、世界へと広がり続けています。そうした変化に柔軟に対応できる力が求められる今、HSLPは、医療人としての土台を築くための、まさに時代に合ったプログラムだと感じます。専門性と多様性のバランスが求められる現代において、その価値はこれからさらに高まっていくはずです。私自身、HSLPがあったからこそ、今の自分があると心から思っています。これから医学や歯学の道を目指す皆さんにとっても、HSLPは新しい可能性の扉を開いてくれるはずです。

北野 麻理恵

北野 麻理恵

Marie Kitano

医学部医学科2018年度卒業生

HSLP 1期生。医学科在学中は本学のプログラムでオーストラリアとアメリカへ留学した他、スイスSt Gallen SymposiumやアルゼンチンG20 Youth Summitの日本代表として活動。2019年に本学卒業後、初期臨床研修を経て、2022年に渡豪。現在はオーストラリア Monash Medical Centreで精神科レジストラ (専攻医) として勤務する傍ら、病院行政や外国人医師の教育、オセアニア圏へ留学する日本人医師・医学生の支援にも携わる。

私が参加したプログラム

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